ニホンミツバチを飼っています

巣箱づくり

キマルで目立てたチェンソーを使い、丸太で蜜蜂の巣箱を作って、去年からニホンミツバチの養蜂にチャレンジしています。

第1号巣箱    第1号巣箱の巣門

その他の巣箱

丸太をくり抜いた巣箱    丸太巣箱の中

今のミツバチたちの様子

去年は1群のみでしたが、今年は4群に増えました。とても可愛くて、巣箱に出入りするミツバチ達を毎日眺めていても飽きません。今年の秋の初採蜜が楽しみです。

巣門を出入りする蜜蜂たち

第1号巣箱の巣板の様子

2015年5月4日 4回目の分蜂群の捕獲

昨年末にスムシの被害に遭い、今年の春は1群のみに減ってしまいました。しかし今年の春は暖かく、GWに入ったばかりというのに、既に4回目の分蜂!。今まで試行錯誤で、特に前回は大失敗をしてしまいましたが、ようやく手際よく分蜂群を捕獲できたので、その手順を紹介します。

信州では、4月中旬になると、分蜂の準備を始めます。新しい巣箱の制作とともに、巣箱を置いてある近くの庭木の枝に、分蜂板(分蜂群誘導板)を数か所に設置します。分蜂板には、分蜂群がとまりやすいように”桜の木の皮”を張って、分蜂群を誘います。理由は分かりませんが、最初に分蜂群がとまった分蜂板にのみ、その後すべての分蜂群が蜂球を作ります。他の分蜂板には、とまりません。

分蜂板・分蜂群誘導板    分蜂玉・蜂球の様子

分峰玉(蜂球)が十分大きくなり落ち着いた頃を見計らって、ホースで水をかけて羽を濡らし、飛散を抑止します。蜂の動きが鈍ったら、静かに分蜂板を取りはずします。分蜂板は、簡単に外せるように、前もって引っ掛けるだけの仕組みにしてあります。予め下に準備しておいた、新しい巣箱の底に、蜂玉の付いた分蜂板をひっくり返して、静かに重ねます。この時、出来るだけ衝撃を与えないように、静かに重ねることが重要です。手荒にすると、刺される危険があるだけでなく、後々まで気性の荒い群に育ってしまいます。

分蜂玉(蜂球)にホースで散水    裏返した巣箱の底に、分蜂板をひっくり返して重ねる

うまく蜂玉が巣箱の底に納まったら、今度は一発、上から思いっきり叩いて、蜂玉を巣箱の中に叩き落とします。この時は、躊躇なく、一発で叩き落とすのがコツです。何回も叩くと、逆に蜂たちを過剰に刺激することになってしまいます。蜂玉がきれいに巣箱に落ちたことを確認したら、分蜂板を外すと同時に底板をはめて、女王蜂を巣箱の中に幽閉します。

分蜂板の裏から叩いて、分蜂玉を巣箱に叩き落とす    分蜂板を外すと同時に巣箱の底板をはめる

巣箱の底板を外れないよう固定したら、天地を返して、巣箱を立てます。巣門には、前もって、3.6~3.9mmのスリットを切ったステンレス板のカバーを設置してあります。この幅だと、働き蜂は出入りできても、体の大きな女王蜂は逃亡することができません。すると、どうやって巣箱の中に女王蜂が居ることが分かるのか、中に入らなかったミツバチ達が、先を争うようにして、スリットの隙間から巣箱の中に自分から入っていきます。
これで、分蜂群の捕獲が成功です。

巣箱を立てる    女王蜂が逃げられない幅のスリットを切ったステンレス板で作った巣門のカバー

ニホンミツバチを飼ってみよう! | 手作り巣箱と飼育方法の初歩